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『土(脾臓・胃)の不調』の可能性があります。湿度の多い環境で生活したり、考えすぎたり、憂鬱になったりすると脾系を悪くしやすくなります。悪くすると冷え性の人は湿邪が入り込んで食欲不振など消化器の異常を引き起こしやすくなり、顏色は黄色を帯び土用(季節と季節の変わり目の18日間)に体調を崩しやすくなります。脾の不調は、全身の倦怠感、無気力感、食欲不振、腹部の不快感、腹部の鈍痛、腹部の冷え、下痢、吐き気、げっぷ、胃が重い、胃もたれ、胃下垂、立ちくらみ、皮下出血、血便、などの症状に現れます。脾の不調が現れた場合には、水分の摂りすぎを控え、無理に食事をとろうとせず、空腹を感じた時に食事をするように心がけてください。身体を温めることが大切なので、身体を冷やす食べ物は避けたほうがいいでしょう。
胃腸に効くのは、適度な甘みがあって黄色い食べ物です。かぼちゃ、トウモロコシ、サツマイモ、大豆、柿などが助けてくれます。土の不調に有効なエッセンシャルオイルは、カルダモン、キャラウェイ、クローブ、コリアンダー、サンダルウッド、パチュリ、フェンネル、ブラックペッパー、フランキンセンス、ベチバー、ペパーミント、ベンゾイン、マージョラム、ミルラ、レモンです。土の不調(脾・胃経)によい薬膳(食材)は、以下の通りです。
(寒い季節や身体が冷えている時にとるとよい温熱性の食材)
桂皮、大麦、玄米、もち米、大豆、かぼちゃ、かぶら、紫蘇、生姜、人参、にんにく、当帰、朝鮮人参、竜眼肉、ねぎ、棗、松の実、唐辛子、酒、うなぎ、ぶり、牛乳、マグロ、牛肉
(平常時にとるとよい平性の食材)
うるち米、あずき、黒豆、きび、大豆、キャベツ、春菊、白菜、松の実、山芋、ピーナツ、ぶどう、りんご、レモン、あゆ、いか、こい、さつまいも、鮎、いか、鮭、鯖鯛、豚肉、鶏卵、牛乳、ココア、砂糖、蜂蜜
(暑い季節や身体がほてっている時にとるとよい寒涼性の食材)
粟、ヨクイニン、そば、緑豆、なす、きゅうり、トマト、メロン、スイカ、柿、バナナ、牡蠣、しじみ、こんぶ、ワカメ、馬肉、塩、味噌、ウーロン茶
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